• ホーム
  • どれがおすすめ?注文住宅の工法

どれがおすすめ?注文住宅の工法

2019年12月10日

注文住宅の工法としてはツーバイフォー工法や木造軸組工法、鉄筋コンクリート工法、鉄骨組工法が多いです。どの工法にもメリットとデメリットがあり、間取りや外観に影響するので一番理想に近いものを選ぶと良いでしょう。

ツーバイフォー工法のメリットは耐震性・耐風性に優れていることです。この工法は名前にあるように2インチと4インチの角材で作った枠に釘で合板を貼り付けて厚い壁を作り、それを組み立てていくという方法です。面で家を支えることができるため、外からの力に強くなるのが特徴です。また、一般的にツーバイフォー工法では建築前にユニットを工場で作り建築現場で組み立てます。そのため、他の方法よりも工期が短く、現場の職人の技術力の高さも要求されません。

ツーバイフォー工法のデメリットは、決まった規格のユニットを組み立てて作るため間取り変更の対応が難しいことです。リフォームをする際に壁を壊して部屋を広くするなどは難しいため、将来間取りを大きく変えたいと考えている場合には不向きです。

木造軸組工法のメリットは、間取りの自由度の高いという特徴です。ツーバイフォー工法が広まるまでは多くの家がこの工法で作られていたため、リフォームなどの際に対応してもらえる業者が多いのも魅力です。ツーバイフォー工法のようなユニットではなく、柱で建物を作るため大きな窓を作ることも難しくありません。リフォームでは壁を抜いて部屋を広くすることや、増築することも比較的簡単です。

デメリットとしては工場でユニットを作って組み立てるツーバイフォー工法と比べて、現場の職人の技術力で家の品質が左右されやすいことです。デメリットとして地震による揺れがツーバイフォー工法より大きいことが挙げられますが、強度に関しては差がないとされています。最近の木造軸組工法であれば、耐震金物などで補強を行っているからです。

鉄筋コンクリート工法は、鉄筋で作った型枠にコンクリートを流し込んで柱や梁、壁、床などを造る方法です。コンクリートと鉄を使用するため耐久性に優れ、地震や火災に強くなっています。木材と比べると音が伝わりにくいのも特徴で、防音性能に優れた建物です。

デメリットは工程が多いことから工期が長くなることと、コンクリートの特性から夏は暑く冬は寒くなります。工期の長さでコストがかかる上に、室内の快適性を高めるためには更にコストをかけて工事をしなければなりません。

鉄骨組工法は耐震性が高いですが、木造住宅より間取りに制限が出ます。注文住宅で自由な間取りを希望している方には不向きと言えますが、建物の強度が優れているため地盤に対しての負荷が少なく家作りのコストを減らすことが可能です。