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住宅ローンとはどんなもの?基礎を教えます

2019年08月14日
おしゃれな部屋

住宅購入には住宅ローンを組む方も多いですが、どのようなものなのでしょうか。住宅ローンには種類があり民間銀行ローンやフラット35、財形住宅融資などがあります。

民間銀行ローンは、購入する土地や建物を担保にしてお金を借りることになります。借り入れには審査があり、契約者と購入する不動産が審査の対象となります。フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して作られたもので、固定金利で最長35年借りることのできるローンです。財形住宅融資は勤務先で財形貯蓄を行っている人が借りられる住宅ローンで、申し込み方法や金利、手数料などは勤務先によって異なりますが、金利の見直しは5年ごとに行われます。

このような種類がある住宅ローンですが、住宅ローンの返済方法にも元利均等返済と元金均等返済という種類があります。返済方法によって返済額の総額が変わるため、メリットとデメリットを理解した上で自分に合った方法を選ぶと良いでしょう。

元利均等返済は、元金返済額と利息額が一定になる返済方法です。毎月払う金額は同じですが、元金返済額と利息額の割合が変わるのが特徴です。毎月の負担額が変わらないため家計管理をしやすくなりますが、初めのうちは払っているのは利息が多いため元金がなかなか減りません。また、元金均等返済は、毎回返済する元金が決まっている方法です。毎月元金に対して利息を上乗せして返済するため、元金が減るにつれて毎月の返済額が減っていきます。支払利息の総額が少なくなるため総額としての負担は少ないですが、初めのうちは月々の返済額が多く負担は大きいです。

返済のタイプのほかにも、住宅ローンでは金利タイプも選ばなければなりません。どのような内容で契約するかによって返済する総額は大きく変わりますが、リスクなども理解しておく必要があります。

金利は全期間固定金利型と固定金利選択型、変動金利型があります。全期間固定金利型はフラット35が該当するもので、ローン契約の全期間金利が変わらないものです。金利が変わらないので将来金利が上がったとしても負担が変わらず、家計を管理しやすいのが特徴です。フラット35は、一部の民間銀行ローンでも取り扱われています。ただし、変動金利型より金利が高くなっているため同じ時期に契約した場合は金利は高いです。固定金利選択型は、借り入れ時に決められた期間で金利が固定されます。この期間を終えるとると変動金利型に変わったり、固定金利選択型になったりします。金利はこの時に見直されるため、大幅に上昇した場合、返済の負担が増える可能性があるのがリスクです。変動金利型は、1年に2回金利の見直しが行われる方法で、金利変動の影響を受けやすいです。金利の上昇幅が大きいと返済額の利息分が増えてしまい、返しても元本が減らないという状況になるリスクがあります。